法人設立年月日:昭和62年6月(創業月日:昭和60年6月)
会社の沿革
昭和60年 |
個人商店佐山製作所として、音響用ゴム、フェルト、各種粘着製品の打抜き加工を開始 |
昭和62年 |
岡山友池産業(株)として法人成り |
平成7年 |
オーティス(株)に社名変更 |
平成11年 |
クリーンルームを完備した新工場建設 |
平成12年 |
ロータリー加工機を開発・発表 |
事業の概要
音響用ゴム・フェルト・各種粘着商品の打ち抜き加工やスリット加工を行なってきたが、時代のニーズの変化により、現在では携帯電話のパーツ製造が主力となっている。
平成12年より、両面テープ・シール材加工を行なう中、生産効率向上を実現できる電子部品加工装置を開発。
現在、加工装置の改良を行なうとともに、販促活動を行なっている。
事業所(主な支社・支店・営業所・上場等の所在地)
マレーシアに合弁会社を設立
タイに技術提携会社を設立。
1.事業の新規性・革新性
昭和60年に佐山前社長が大学時代のアルバイト先「友池産業(株)」から中古プレス機を譲り受け、音響ゴム、フェルト、各種粘着商品の打ち抜き加工を開始。創業時、円高の経済情勢の中、過疎化地域の低賃金に着目し、コストダウンを実現。その後、高品質・高精度・短納期・低コストの実現に向けた弛まない努力が功を奏し、工業材料にスリット、ラミネート等の加工を行なう電子部品メーカーとなった。
現在では、各種の精密裁断加工技術を駆使し、ラジカセ、電子手帳、ファクシミリ、携帯電話、液品パネルと工業用から民生用まで幅広い産業界の部品ニーズに応え成長を続けている。
当社の特徴としては、まず、試作品製作時、インターネットとLANを駆使し、試作部品作成時のスピードアップ、コスト削減の為に型を使用せず、サンプル作成用プロッターにて試作部品を作っている。次に、製品の設計変更や需要の短サイクル化、さらに、市場での価格競争に対応すべく、すべての行程において高効率な生産システム、即納体制とコスト低減を実現している。
こうした技術蓄積力を背景に高付加価値製品づくりを目標とし、メーカーへの技術提案を積極的に行なっている。
今後も、過疎地域のデメリットをインフラの整備と情報通信技術の蓄積及び人材確保の容易さで補い、中国山地の山間にある元気な企業として積極経営を続けて行く。
2.新商品開発
当社は作業効率化のため、シート状の材料を切断し接着できるロータリー式電子部品加工装置を開発した。従来、アルミニウム・銅などの電磁波シールド部品やポリエステルや塩化ビニールなどの絶縁部品加工作業は、切断・接合など各工程が別
々で、人手不足が多く、生産性が低くかった。
しかし、今般ロータリー式電子加工装置の開発により、従来は多くの行程を必要とした作業を1台で処理できるようになり、かつ、従来より10倍程度速く加工出来るようになった。
この機械については、岡山県「ベンチャーランド岡山推進事業費補助金」の交付を受け、展示会の出店や販促活動に力を入れて行く。
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